2/15 院内勉強会 「股関節屈曲制限の改善方法」について
みなさんこんにちは。藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの織田です。
今回は「股関節屈曲制限の改善方法」について勉強会を行いました。
股関節の屈曲制限とは、太ももを上に持ち上げる動作に制限がある状態です。日常生活では靴下を履いたり爪を切ったりするのが困難となります。原因は様々ありますが、今回は臨床でみることの多い1.腸腰筋の機能不全 2.股関節後方組織(筋肉や関節包)の柔軟性低下、に注目しました。
腸腰筋は股関節を曲げる主動作筋です。この腸腰筋が筋力低下を起こすと股関節屈曲に制限を起こします。腸腰筋の筋力低下を評価する方法や腸腰筋のトレーニング方法を確認し、実際に試しました。
また、股関節後方組織の柔軟性が低下していると、股関節屈曲時に後方がつっぱり、屈曲制限につながります。後方関節包靭帯を伸張させる手技、股関節後方の筋のストレッチ、臀筋群のトレーニング方法についても確認し、実際に試しました。
病態を評価し、原因に合わせたアプローチをすることにより、股関節屈曲制限の改善と生活における支障を解決できると考えます。もし股関節が曲がらないことで痛みや不自由のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ当院へ相談ください。
今後とも医療を通じて皆様の期待に応えられるように精進してまいります。
理学療法士 織田