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7/14 院内勉強会「手関節の浮腫(むくみ)改善と可動域改善とのためのリハビリテーション」について

[2023.07.14]

みなさんこんにちは、藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの織田です。

今回は、「手関節の浮腫(むくみ)改善と可動域改善とのためのリハビリテーション」について勉強会を行いました。

体内の水分の3分の2は、「細胞内液」という細胞の中に含まれる水分です。残りの3分の1は、血液に含まれる水分や、細胞と細胞の間を満たしている水分で「細胞外液」といいます。外傷や手術などにより、この細胞と細胞の間の「細胞外液」が過剰にたまったのが浮腫です。浮腫を引き起こすメカニズムには、固定による不動、組織損傷による血液やリンパの流れの障害が挙げられます。さらに、浮腫が長期間続くと、関節可動域の障害につながり、さらに浮腫を招く悪循環につながります。浮腫を来した場合の対応として、①浮腫がある部位を心臓より高くする、②浮腫のある部位を圧迫する、③浮腫のある部位を動かすことが重要です。

手関節掌背屈は、橈骨という骨に対して手根骨の舟状骨・月状骨・三角骨が背側へ動く関節運動です。これまで自分は舟状骨・月状骨・三角骨をセットにして橈骨と動かす運動で対応していました。今回、橈骨と舟状骨・橈骨と月状骨・橈骨と三角骨をそれぞれ動かす方法を学びました。この方法を丁寧に行い、症状や、動きの硬さを健側をと比較することにより、どの箇所に制限があるかより詳細にわかる可能性があります。これにより、ポイントをしぼった介入につながり、掌背屈の可動性をよりスムーズに改善させる可能性を感じます。

手の腱鞘炎や手首の骨折後など、手関節が浮腫んで動きにくい場合に対してこれらの治療法が有効です。手首の動きでお困りの方がいらっしゃいましたらぜひ当院へお越しください。浮腫、可動域改善がスムーズに達成できるようなリハビリテーションを提供できるよう頑張ります。よろしくお願いいたします。

理学療法士 織田

 

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