2/16 藤沢市野球肘検診に参加してきました。
約1年前から藤沢市医師会整形外科医会と藤沢市野球協会が協力し、藤沢市野球肘検診推進協議会を作りが準備を進めてきましたが、2月16日にようやく第1回の野球肘検診が開催されました。
野球肘検診を継続し今年で12年目になる横浜野球肘検診推進協議会の代表岩間先生、中村先生、渡辺先生にご協力いただき、開催が実現しました。内容は、小学校4、5、6年の球児を対象とし、①理学療法士による肩、肘、体幹、股関節の可動域、柔軟性評価とそのフィードバック、②医師による肘の診察とエコー検査③音楽に合わせたスポーツリズムトレーニングのレッスン、と横浜での開催方式をそのまま導入させていただいています。
当院からは、院長高山、理学療法士高石、高橋、尾又、羽生が参加協力させていただきました。
午前と午後、合わせて約170名の野球少年・少女が来場しました。初めの挨拶での「野球好き?」の問いかけに、ハイと答える参加者の様子を見ていると、嬉しくなりました。
理学所見では、肩、肘、体幹に柔軟性低下を認める場合が多くみられたのに対し、股関節の柔軟性は良好な場合が多かったです。
診察、エコー検査では、現在通院中の1名を加えて合計3名の球児に外側型野球肘の可能性を指摘することができ、整形外科への通院を勧めました。
スポーツリズムトレーニングは、音楽に合わせて床に引いたライン上を左右にジャンプしながら前に進むのを、ジャンプの難易度を変えながら行います。15分~20分くらいの短い時間ですが、ノリのいい音楽に合わせて、楽しそうにやっているのが印象的でした。脇で試しにやってみましたが、音楽に合わせて体をコントロールすることの楽しさを感じる一方、横回転を含むジャンプなどは予想以上に難易度の高く、なかなかの負荷でした。プロ野球チームでも採用しているところがあるようです。野球少年・少女だけでなく、大人でもスポーツのパフォーマンスアップが期待できるように感じられ、とても良さそうでした。
藤沢市で初めて開催できた野球肘検診に参加できたことを嬉しく思います。藤沢市の野球少年・少女のために、毎年継続できるよう活動を続けていこうと思います。