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10/15 マラソングランドチャンピオンシップとアイアンマンワールドチャンピオンシップ

[2023.10.16]

10/15のパリオリンピックマラソン代表選考レース、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は、すごいレースでしたね。雨の中をスタートから1人飛び出した川内優輝選手。35kmまでの独走。そこに追いついた大迫傑選手を含めた4人での代表かけた争い。テレビに釘付けでした。川内選手の力強い走りと、大迫選手の美しいフォーム、対照的でした。あの選考会を走る選手たちの一人一人が、強い思いでトレーニングをこなし、人生をかけてあの場にいたのだと思います。あの場にいるだけでもすごいことですが、それでも、先頭を走る川内選手の姿は誰よりも力強く、テレビの画面で見ているだけで心が熱くなり、とても惹きつけられる姿でした。今はプロランナーですが、埼玉県庁でフルタイムワーカーとして働きながら市民ランナーとして結果を残し、今もマラソンの第一線で走り続ける川内選手の生き方を思うと、応援せずにはいられませんでした。最後は大迫選手が3位、川内選手が4位と残念ながら代表枠内定には至りませんでした。でも、あのレースで一番輝いていたのは、間違いなく川内選手だったと思っています。

同じ日に、ハワイ島コナでトライアスロンアイアンマンの女子チャンピオンを決めるアイアンマンワールドチャンピオンシップが開催されました。各地で開催される大会で上位に入った選手のみが出場できる特別な大会です。出場できるだけでも素晴らしいのですが、プロの部門で優勝することはその年の世界一を意味するのでした。そのプロ部門の優勝者は、イギリスのルーシー・チャールズ・バークレー。これまで4回この最高峰の大会に出場し、4回とも2位だった選手です。厳しいトレーニングを積み、優勝を目指してチャレンジして、4回望みがかなわなかったらどんな気持ちになるのだろう、そう考えながらyoutubeのライブ映像を見ていました。元競泳選手の強みを生かして、3.8kmをトップで泳ぎ切り、180kmのバイクを先頭で走り抜け、最後のフルマラソンを後続の追い上げをかわしゴール。最後は2番手の選手の追い上げが見事で、手に汗をにぎるレース展開でした。タイムは、大会新記録の8時間24分31秒、最後のフルマラソンは2時間57分38秒。すごいタイムです。人間の可能性の凄さを感じると共に、ハードなトレーニングをこなし5回目の挑戦で頂点に立ったドラマに圧倒されました。

今日は、朝から気合を入れてランニング通勤。川内選手、ルーシー選手の走りを想像しながら走ると、なんとなく足が軽く頑張れました。スポーツは、自分で取り組むことで人生が変わる時がある、そう思って取り組んできました。でも今回は、観ることで勇気をもらうことを強く感じました。2人のレースの姿を見ると自分ももっと頑張れる気がするのでした。

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