1/20 院内勉強会「足関節脱臼骨折後の可動域制限とリハビリテーション」について
こんにちは。理学療法士の齊藤です。
本日は「足関節脱臼骨折術後の可動域制限とリハビリテーション」というテーマでを行いました。
当院では、他院で手術を受けた方の術後リハビリテーションにも対応しております。
骨折のパターンや術式そして、術後の状況や時期により、リハビリテーションで介入すべきところは異なりますので、それぞれの症例に合わせて進めていきますが、メインになる介入ポイントは多くの症例で共通しています。
足関節脱臼骨折の術後で多くの場合で問題になるのが、足関節の背屈制限です。
術後の腫脹、痛みに伴う不動期間などが原因となり生じます。
足関節の背屈制限があると、歩行がスムーズに行かなくなり、しゃがみ込み動作に制限が生じます。
歩行は誰にとっても重要であり、しゃがみ込みは仕事の上で欠かせない方もいらっしゃいます。
足関節背屈可動域の改善を促す徒手療法を中心に実際に手技を試しました。
①下腿内旋可動域の拡大
②脛腓関節のモビライゼーション
③ 距骨モビライゼーション
④ショパール関節のモビライゼーション
実際に行ってみて、殆ど動きの無いような脛腓関節でも正しい動きを促すと、僕たちの足関節背屈の可動域が向上しました。解剖学的な視点から考えて、関節の正しい動きを促していく事の大切さを再認識しました。
これからも私達は地域の皆様、スポーツ愛好家の方々に、的確な診断と適切なリハビリを提供できるように日々研鑽に努めてまいります。
よろしくお願いいたします。
理学療法士 齊藤