メニュー

2/25 院内勉強会 「内側側副靱帯と内側半月板のエコー評価」について

[2022.02.25]

こんにちは、藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(孝)です。

今回の院内勉強会のテーマは「膝内側側副靱帯と内側半月板のエコー評価」についてです。

膝内側側副靭帯損傷は、膝の靭帯損傷の中で最も頻度の高い外傷です。サッカーやラグビーのようなコンタクトスポーツで膝関節に外側から内側への捻りの力が働いた際や、スキーでの転倒など、多くがスポーツ中に発生します。適切な治療を受けずに放置した場合は、不安定性が残り半月板損傷など他の傷害を合併する可能性が高くなります。

半月板は膝関節の大腿骨と脛骨の間にある線維軟骨です。内側と外側のそれぞれにあり、膝にかかる荷重を分散したり、衝撃を吸収したりする働きを持っています。サッカーなどで膝を捻った際、長距離走で繰り返す負荷がかかった際などスポーツでの損傷があります。また、長年の荷重歩行の結果、半月板が変性断裂することも知られており、変形性膝関節症の方のほとんどに変性断裂を認めます。

リハビリテーションでは、痛みが強い間の筋力低下や筋や関節包の拘縮を防ぐ目的で、損傷部位に負担のかからないストレッチと、痛みに合わせた筋力強化を行います。症状が軽減してきた段階で、立ち上がり、歩行などの日常生活動作、さらにはスポーツのシーンを想定して、体感〜膝関節〜足を含めた動きのアドバイスをさせていただき、膝関節の負担軽減を図り、スポーツ復帰へ繋げます。

エコー検査は、損傷部位の正確な把握や、動きによる不安定性の評価が可能となります。また、経時的に腫れの様子やドップラーでの血流を見ることにより組織の回復具合を正確に知ることができます。超音波治療や対外衝撃波の適切な使用と、病態、ステージに合わせたリハビリテーションの組み立てに有用と考えます。

膝の痛み等がありましたら当院にご相談ください。

これからも地域の皆様やスポーツ愛好家の皆様の期待に応えるリハビリテーションを提供できるよう、日々研鑽に努めてまいります。

理学療法士  高橋(孝)

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME