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10/14 院内勉強会「体幹.骨盤帯ランニング障害リハとリコンディショニング」について

[2022.10.14]

こんにちは、藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(孝)です。先日勉強会を開催しました。テーマは「体幹.骨盤帯ランニング障害リハとリコンディショニング」についてです。

ランニングにおける骨盤帯の主な怪我は、恥骨や仙骨の疲労骨折であり、オーバーユース(使いすぎ)によって生じます。長距離、長時間のランニング時に体幹や骨盤の傾きが生じると股関節を構成する骨、靭帯、筋腱などにメカニカルストレスがかかり、組織の破断が生じます。その原因としては、肩甲骨・胸郭から股関節にかけての可動域制限や、腰椎、骨盤帯を安定させるローカル筋の筋力低下による姿勢不良などが挙げられます。

鑑別疾患として、鼠径部痛症候群、恥骨結合の炎症などがあります。

リハビリテーションでは、①股関節、胸郭の可動域と柔軟性の評価、②肩甲帯・腰椎部・骨盤帯のローカル筋の筋力、安定性評価、③立位姿勢、片脚スクワット、ランニング動作の観察による協調性の評価を行います。これにらにより、ランニング時の体幹や骨盤の傾きの原因となっている箇所を把握した上で、胸郭・股関節のストレッチや、体幹・股関節周囲筋の筋力強化、安定性、協調性トレーニングを行い、スムーズな復帰を目指します。また、復帰後に再発を繰り返さないためのアドバイスをさせていただきます。今回の勉強会では、上記の流れでのリハビリテーションの実際を確認しました。理想の動きの参考として、キプチョゲ選手、大迫傑選手、田中希実選手の動作解析動画をみましたが、興味深かったです。

これからも、地域の皆様やスポーツ愛好家の皆様の期待に応えるリハビリテーションを提供できるよう、日々研鑽に努めてまいります。

理学療法士 高橋(孝)

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