メニュー

12/24 院内勉強会 『F11+』について

[2021.12.26]

こんにちは、藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(孝)です。

今回の院内勉強会は、『F11+』をテーマに開催しました。

『F11+』は、FIFA(国際サッカー連盟)が推奨している怪我・障害の予防プログラムです。サッカーは、前十字靭帯損傷、肉離れ、半月板損傷、およびグロインペインなど、下肢の怪我が多い競技です。このプログラムは、体幹の強化やバランスの強化、ランニング動作による骨盤から膝、足の正しい使い方を意識するように意図されたプログラムです。

ランニングパートが6項目、 筋力・バランス・プライオメトリクスパートが6項目、ランニングパートが3項目、計15項目のプログラムで構成されています。また、筋力・バランス・パートは、能力に応じて初級、中級、上級とわかれており、異なるメニューとなっています。特別な道具は必要なく 、20 分程度で実施可能です。練習前のウォーミングアップとして週に 2 回以上実施することが推奨されています 。

週2回以上実施した場合に、練習中の怪我が37%、試合中の怪我が29%減ったことが報告され、重度の怪我が50%減ったことが報告されています。前十字靭帯損傷のように、自然治癒が望めず、変形性関節症のような後遺症を引き起こす可能性もある怪我は、その予防が非常に大切です。

実際に動画を見て同じ動きをしてみて、プログラムの意図と意識するポイントを確認しました。今回「F11+」体験したことで、改めてウォーミングアップによる怪我予防の大切さを感じました。プログラムの中には、他のスポーツへの応用の可能性を感じるものもありました。日頃のトレーニングメニューの提案の参考にします。

今回は、本年最後の勉強会となりました。来年も地域の方々やスポーツ愛好家の皆様に頼られる存在であるよう、日々研鑽に努めます。

理学療法士  高橋(孝)

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME