12/14 院内勉強会 「鼠径部痛症候群(グローインペインシンドローム)について」
こんにちは。藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの織田です。
今回は鼠径部痛症候群(グローインペインシンドローム)について勉強会を行いました。
鼠径部痛症候群とは、股関節周辺の痛みの原因となる器質的疾患(疲労骨折、剥離骨折や肉離れなど)がなく、体幹〜下肢の可動性・安定性・協調性に問題を生じた結果、骨盤周辺の機能不全に陥り、運動時に鼠径部周辺に痛みを起こす症候群です。スポーツでは主にサッカー選手に多いと言われております。
治療は、リハビリテーションが基本です。
①股関節の可動性の左右差、②股関節周囲筋の筋力、③全身機能
の順に評価と治療を進めていきます。
今回は
①については関節包という関節の袋の硬さを取るやり方
②については重要な臀部の筋力トレーニング
③については立った状態でのトレーニング
をスタッフみんなで学びました。
この方法を鼠径部痛症候群の方に応用して効率の良い治療ができるように努めます。
私も学生時代にサッカーをしておりました。最近、週に1回フットサルを再開しています。再開当初は鼠径部が少し痛くなりましたが、股関節の柔軟性と臀部のトレーニングで痛みも治まり、今は楽しくフットサルを行えております。
私自信も身体を動かし、スポーツに携わる方の気持ちを理解しながら、医療を通じて地域住民の方々とスポーツ愛好家の方々に貢献できるように頑張ります。
理学療法士 織田