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10/1 院内勉強会「関節拘縮について」

[2021.10.05]

こんにちは、藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(大)です。

今回の勉強会は、「関節拘縮」をテーマに行いました。

骨折や靭帯損傷の治療において、安静目的や、転位(ずれ)予防目的の治療として関節固定があります。その結果で最も問題になるのは、関節の動きが悪くなる関節拘縮です。肩関節周囲炎のように、肩の痛みのせいで、動かせない期間がある場合にも関節拘縮は起こります。

関節拘縮には、大きく分けて筋性拘縮と関節性拘縮の2つに分けられます。固定期間の長さに応じて、筋性拘縮から関節性拘縮へと変化していきます。そのメカニズムは、筋性拘縮では、筋肉の収縮性、伸張性の低下によること、一方で関節性拘縮は、関節内での炎症により、滑膜、関節包、靭帯等が癒着、萎縮によることがわかっています。

筋性拘縮はストレッチなどで比較的容易に改善しますが、関節性拘縮は時間がかかったり、制限が残ってしまったりすることがあります。

このため治療では、なるべく関節性拘縮に移行させないことが重要です。そのためには、適切な時期に適度な運動療法を行うことが大切です。患者様としっかりコミュニケーションをとり、痛みの有無を把握しながら、経験に基づき動かしていくこと。場合によっては、薬物療法や注射により炎症をできるだけ抑えることも必要になります。

今回は、関節拘縮の知識を深め、理学療法において押さえておくべきポイントを確認しました。

当院のリハビリテーションが、骨折、捻挫の治療、肩関節周囲炎等の関節炎症疾患に対し、適切かつ効率的であるよう、しっかり対応させていただきます。

これからも地域の皆様、スポーツ愛好家の皆様の期待に応えられるよう、日々研鑽に努めてまいります。よろしくお願いします。

理学療法士 高橋(大)

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