1/4 院内勉強会 ”椎間板性腰痛”のリハビリテーションについて
明けましておめでとうございます!藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(大)です。
今年も地域の皆様やスポーツ愛好家の皆様の期待に応えられるよう、日々研鑽に努めてまいります。どうぞよろしくお願いします。
腰痛は多くの方が経験している症状で、繰り返し起きたり慢性化していることも少なくありません。
今回は、その原因の一つである”椎間板性腰痛”のリハビリテーションというテーマで勉強会を行いました。
椎間板は、椎体と椎体の間にある組織で体重を支え衝撃吸収に働きます。人体で最大の神経・血管の無い組織であり、痛みを感じにくい組織と言われています。しかし衝撃や過負荷により、外壁に”亀裂"が生じると機能・形態が変化し、痛みを起こします。特に前屈動作は、椎間板に加わる圧が上昇し、物理的な負荷となります。さらに持続的疼痛が続く事が神経の過敏化を引き起こし、腰痛の増強・慢性化へとつながることも知られています。
前屈動作で腰痛が生じる場合は、椎間板性腰痛の可能性があります。慢性化を避けるためには、早い時期に悪循環を断ち、正しい姿勢、動きを取り戻すことが重要です。
リハビリテーションとしては、①髄核後方偏位の修正と腰椎生理的前弯の獲得による病態改善②日常生活動作での痛みを軽減する動かし方、姿勢の会得による改善と悪化防止、③体幹トレーニング、Joint by Joint theoryに基づいた動かし方の会得による再発予防があります。今回は、髄核の後方偏位修正のための腰椎伸展運動と、腰椎の生理的前弯の再獲得のための多裂筋・大腰筋トレーニンングの実際を確認しました。
腰痛の原因はさまざまです。適切な評価と診断に基づいて、正しいリハビリテーションをすることで、改善と、再発を防止することが可能です。私たち理学療法士は、適切な評価に基づき問題点を把握し、病態に合った運動療法を提案いたします。腰痛でお困りの方がは、ぜひ当院に相談ください。
来院いただいた方々の期待に応えらるよう、日々研鑽に努めてまいります。よろしくお願いします。
理学療法士 髙橋(大)