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8/26 院内勉強会「投球障害(関節内インピンジメント)のメカニズムとリハビリ」について

[2022.08.26]

こんにちは、藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(孝)です。

先日勉強会を開催しました。テーマは「投球障害(関節内インピンジメント)のメカニズムとリハビリ」についてです。

インピンジメントというのは、『衝突』という意味です。肩関節を動かす際に、関節付近で骨と筋肉の衝突が生じることによって、組織の損傷が起こって痛みが生じる病態です。投球動作による障害で、代表的なものに、関節内インピンジメントがあります。

投球動作のレイトコッキング期とは、肩関節が最大外転・外旋位(腕を最大限に外側に挙げ、外にひねる位置)となるフェーズです。この時の肩関節は、靭帯の構造上、緩い状態となります。腱板筋の筋力低下、フォーム不良(肘下がりや体の開きが早い場合)により、過剰な上腕骨頭の前方偏位が起こると、関節内インピンジメントが起きます。

この場合のリハビリテーションとして、①上腕骨頭の前方偏位を防ぐための腱板筋群の筋力強化や僧帽筋の筋力強化、②肩甲胸郭の可動性エクササイズ、③投球動作の体幹、骨盤の連動性を高めるエクササイズを行います。

今回はインピンジメントのメカニズムと運動療法の方法を学びました。

これからも地域の皆様やスポーツ愛好家の皆様の期待に応えるリハビリテーションを提供できるよう、日々研鑽に努めてまいります。

理学療法士 高橋(孝)

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