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6/21 院内勉強会 「手関節のリハビリテーションとホームエクササイズの重要性」について

[2022.06.21]

こんにちは、藤沢ぶん整形外科の高橋(だいき)です。

当院では、橈骨遠位端骨折の保存療法、および他院で手術を受けられた方の術後リハビリテーションを積極的に行っています。

今回は、その『手関節のリハビリテーションとホームエクササイズの重要性』について勉強会を行いました。

手関節のリハビリテーションにおいて最も重要なのは、「早期から積極的に動かす事」です。

これは、保存療法であっても、手術療法後であっても同じで、治療に伴う固定期間や痛み、恐怖心などで手を動かさない期間があることが関節拘縮につながるためです。このことは、手関節だけでなく、隣接する手指の関節や肘関節、肩関節に及ぶ場合もあります。

保存療法においては、骨が癒合するまでの時間は固定することが必要であり、術後でも不安定性が残った場合、腱損傷を合併した場合は一定期間の固定を要する場合があります。この際に重要なのは、固定範囲を治療に必要な最小限の範囲として、それ以外の隣接する関節を動かし続けておくことです。ここで重要なのは、当院にリハビリで来院するときだけ動かすのでは不十分であって、自宅でも積極的に動かしていただくことです。つまり、ホームエクササイズを毎日しっかり行うことが、重要なのです。

僕たち理学療法士は、病態を把握した上で安全な範囲で積極的に動かせる様に、一人一人に適したホームエクササイズを提案させて頂きます。さらに、来院のたびにしっかり動かせているかを確認し、アドバイスさせて頂いています。

僕自身の経験では、術後すぐにリハビリを行える方は可動域制限や筋力低下が最小限に抑えられ、回復も早いように感じています。今回の勉強会で参考にした橈骨遠位端術後リハビリテーションの文献では、術後3日目から可動域訓練を開始する所もあり、より早期からの介入が求められている時代だと感じています。

今回の勉強会では、術後早期から積極的に動かすことの重要性を確認した上で、運動に伴い生じる疼痛の管理方法、またホームエクササイズの具体例を中心に実技を交えて行いました。

当院は、橈骨遠位端骨折を含め、手関節〜手周囲の骨折のリハビリテーションに、積極的に対応しております。他施設で手術を受けられた方の術後リハビリテーションも同様に積極的に対応しております。ぜひ、ご相談ください。

これからも私達は地域の皆様、スポーツ愛好家の方々に、的確な診断と適切なリハビリテーションを提供できるように日々研鑽に努めてまいります。

よろしくお願いいたします。

理学療法士 高橋(大)

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