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6/10 院内勉強会「膝蓋下脂肪体の痛み」について

[2022.06.10]

こんにちは。理学療法士の赤坂です。最近は2週に1回床屋に行っています。床屋のついでにウインドウショッピングをしていますが、絶対に何か買ってしまっています。皆さんはウインドウショッピングしていますか?

さて、今回は「膝蓋下脂肪体の痛み」というテーマで勉強会を開きました。簡単な自主トレも紹介していますので是非最後までご覧ください。

膝関節は太ももの骨とすねの骨、お皿の骨で構成されている関節です。お皿の骨を膝蓋骨と言いますが、その下にあるのが「膝蓋下脂肪体」です。膝の曲げ伸ばしに合わせて形を変えて動き、膝の衝撃を和らげる働き、膝蓋骨の動きをスムーズにする働き、膝の内圧を調整する働きがあると言われています。膝蓋下脂肪体は非常に敏感で、膝関節の中でも痛みを感じやすい組織です。膝の怪我や炎症の後や、変形性膝関節症の場合に、変性、硬化すると、膝が伸び切らない、膝が曲がり切らないといった可動域制限の原因にもなります。

評価は、痛みの場所、関節可動域の計測、圧痛の有無やエコーにより行います。

治療は、膝蓋下脂肪体のマッサージ、膝を伸ばす運動による膝蓋下脂肪体の滑走操作、超音波療法などによる柔軟性改善を行っています。

最後に自主トレです。

お皿の骨の下からすねの骨の間にある膝蓋腱の内側と外側を少し触ってみてください。強く押すと痛みがある方はもしかしたら膝蓋下脂肪体が硬くなっているかもしれません。そこを左右にキャッチボールしてあげると、それだけでも簡単なマッサージになります。

次は膝の下にクッションを入れて伸ばしてみましょう。力を抜くとお皿の骨が動かせると思いますので、手でお皿の骨を足首の方に押してあげましょう。そのまま膝を伸ばすように力を入れるとお皿の骨が上に上がってくるので手を離してあげます。これだけで膝蓋下脂肪体がよく動いてくれます。

いかがでしたか?膝蓋下脂肪体は、硬くなりやすく、痛みを感じやすい組織です。もちろん別の場所も痛くなることは沢山あります。長引く痛みは自分で解釈せず早めに藤沢ぶん整形外科に是非いらしてください!ウインドウショッピングもできるよう頑張りましょう!

これからも私達は地域の皆様、スポーツ愛好家の方に寄り添ったリハビリテーションを提供できるように日々研鑽に努めてまいります。今後ともよろしくお願いします。

理学療法士 赤坂

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