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5/6 院内勉強会「リハビリテーションにおける超音波療法」について

[2022.05.06]

こんにちは、藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(孝)です。

先日勉強会を開催しました。テーマは「リハビリテーションにおける超音波療法」についてです。

超音波とは人間の可聴範囲を超えた高周波(20kHz以上)であり、医療においては診断と治療の両面で積極的に使用されています。 

この超音波をリハビリテーション分野で治療用に用いるのが超音波治療器です。一般外傷や運動器系の急性期及び慢性期の痛み、またスポーツ障害など様々な障害で幅広く活用されています。 周波数を1mHzと3mHzを使い分けることにより、2~3cmの浅部と6~9cmの深部に効果が得られます。その効果は、温熱効果と非温熱効果(機械的効果)に分類されます。温熱作用は、細かい音波振動が生体に伝わり熱エネルギーに変化することにより作用します。関節内部まで加温が可能であり、関節の伸張性の改善効果が期待できます。非温熱作用は、筋肉や靭帯など生体の浅い部位に向けたマイクロマッサージの効果により作用します。血流の向上や組織の再生因子の促通効果が得られ、筋肉の挫傷部位の再生や筋肉のこわばりを改善することができます。これらの効果を照射する場所とタイミングを考慮しながら使い分けることが、有効なリハビリテーションにつながります。

今回の勉強会では、①筋肉、関節、靭帯への照射方法の使い分け、②近年示されつつある神経の再生効果や筋挫傷へ改善効果の得られる使い方を確認しました。

根強い関節痛や可動域制限、スポーツ後の肉離れなどの場合は、是非当院にご相談ください。

これからも地域の皆様やスポーツ愛好家の皆様の期待に応えるリハビリテーションを提供できるよう、日々研鑽に努めてまいります。

理学療法士 高橋(孝)

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