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5/20 院内勉強会「人工股関節置換術のリハビリテーション」について

[2022.05.20]

こんにちは!理学療法士の赤坂です!最近は天気が安定せず外に出るのが億劫になる日が続きますが、皆さまどうお過ごしでしょうか?

さて、今回は「人工股関節置換術 Total Hip Althroplasty(THA)のリハビリテーション」というテーマで勉強会を開きました。耳にしたことがある人もそうでない人もここで少しでも知っていただけたら幸いです。

THAは、変形性股関節症、大腿骨骨頭壊死、関節リウマチ、臼蓋形成不全、大腿骨頸部骨折などの場合に、痛みをとり、歩行機能を改善する目的で行われます。

 

痛みが強く歩行できない、立ち上がれない、しゃがめないなど、痛みのせいで日常生活に支障を来している方に有効です。痛みの原因である関節を、人工のものと取り替えますので関節の痛みは無くなります。手術には、前方アプローチ、前側方アプローチ、側方アプローチ、後方アプローチと多様な進入方法があります。脱臼リスクの低い点から前方アプローチが注目を集めていますが、再手術や変形が強い場合、骨欠損がある場合など後方が選ばれる場合もあります。

術後のリハビリは、痛みの改善に合わせ関節可動域訓練、筋力強化を進めます。そして、術前の状態を考慮しながら、車椅子移乗、平行棒内歩行、歩行器歩行、杖歩行、独歩の順で歩行訓練を進めます。

THA術後に最も注意しなければならないのは脱臼です。術後1ヶ月は人工関節が最も脱臼しやすい期間と言われています。手術方法によって脱臼しやすい姿勢は変わります。後方アプローチで最も注意しなければならないのは、屈曲、内転、内旋です。この動きは、靴を履く時や起き上がり時などに取りやすい姿勢です。ご家族の方も含めた脱臼肢位への注意が必要です。

当院では、術前リハビリ、術後リハビリ共に積極的に対応しております。お困りの際はぜひご相談ください。皆さんが痛みなく日常生活に復帰し、趣味や運動を諦めずに継続できるよう、精一杯対応させていただきます!共に頑張っていきましょう!

今後ともよろしくお願いします。

理学療法士 赤坂

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