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3/10 院内勉強会「バレエダンサーの足関節捻挫のリハビリテーション」について

[2023.03.10]

こんにちは、藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(孝)です。今回の勉強会は、「バレエダンサーの足関節捻挫のリハビリテーション」をテーマに行いました。

クラシックバレエの特徴的な動きとして、股関節を最大限に外旋して姿勢を保つ「ターンアウト」、つま先で立つ「ポアント」があります。「ターンアウト」は、股関節を開き、つま先を外側に向けて立つ姿勢のことですが、股関節が硬く開かない場合、足部を床の摩擦を使って無理に開く場合が多いとのこと。その結果、膝関節や足部にねじれの力が加わり、 rollingと言われる回内足が起きます。「ポアント」は、つま先で立つ姿勢のことです。足趾を伸ばした状態が正しいとされ、常に足趾を伸展させた状態が求められます。これは、趾節間関節伸展・中足趾節節屈曲の動きです。ダンサーは、毎日繰り返しこの運動を行っており、負荷がかかっています。

ターンアウトで無理に足を使って開いている場合や、ポアントで指が曲がっている場合、足部のアーチ崩れが起きます。足部のアーチ崩れは、足部の不安定性を招き、足関節の変形など骨にまで影響してしまいます。

今回の勉強会では、①足の可動性の治療、②アーチ改善に向けた関節のモビライゼーション方法、③足部の内在筋を鍛えるトレーニング方法を学びました。

これからも地域の皆様やスポーツ愛好家の皆様の期待に応えるリハビリテーションを提供できるよう、日々研鑽に努めてまいります。

理学療法士 高橋(孝)

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