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12/7 院内勉強会「前十字靭帯(ACL)損傷術後のリハビリテーションについて」

[2021.12.09]

こんにちは、藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(孝)です。

今回のテーマは「前十字靭帯(ACL)損傷術後のリハビリテーションについて」です。

『前十字靭帯(ACL)損傷』は、スポーツによる膝外傷の中で頻度が高いものです。バスケットボール、サッカー、スキーなどでのジャンプの着地、急な方向転換や停止時に発生することが多いです(非接触損傷)。また、タックルを受けて膝を捻った場合や、交通事故での受傷など、接触によって起こることもあります(接触損傷)。診断にはMRIが有用です。関節内での靭帯損傷であることから、自然治癒する可能性は低く、基本的に手術治療が必要です。当院で診断した場合は、関節鏡手術を積極的に行っている病院へ紹介させていただき、術後リハビリテーションを担当させていただいています。

スポーツ活動に復帰するには、術後のリハビリテーションが重要です。術後のリハビリ計画に沿って膝周囲及び隣接関節の筋力強化を進め、運動時の安定性を獲得します。さらに、スポーツ競技内容や個々の選手の状況に合わせジャンプやカットインなどの激しい方向転換時の動作練習などを行います。この際に重要なのは、再断裂につながる危険肢位にならない動作を意識して取り組むことです。

今回は、術後のリハビリテーションの基本的な流れと、注意点を確認しました。

スポーツの復帰に向け競技特性を理解した上で皆様に合ったリハビリを提供しパフォーマンス向上に努めてまいります。これからもスポーツ愛好家の皆様のために日々研鑽に努めてまいります。よろしくお願いします。

理学療法士  高橋(孝)

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