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12/17 院内勉強会 "上肢末梢神経の超音波を用いた評価とアプローチ方法"について

[2021.12.19]

こんにちは。理学療法士の齊藤です。今回は、「上肢末梢神経の超音波を用いた評価とアプローチ方法」について勉強会を行いました。
上肢末梢神経は、神経の走行が急に曲がったりする関節の近くや、筋肉・腱・靭帯などの間を通過する部位で絞扼されやすく、それに機械的刺激(体の一部の使いすぎや圧迫)が加わると起きやすくなります。
正中神経の圧迫による回内筋症候群、手根管症候群、尺骨神経の肘圧迫による部管症候群、ギオン管症候群、橈骨神経の圧迫による橈骨神経まひ、後骨間神経まひなどがあります。また、野球などの投球動作に伴う上肢の障害には、オーバーユースで筋が硬くなることにより神経が圧迫されて起きる手指のしびれがあります。
今回はこの神経絞扼による上肢末梢神経障害について、①エコー(超音波)を用いて神経と周りの軟部組織の滑走性を評価し、②徒手的に神経の滑走を良くするスライダーテクニックという手法を学びました。

実際に行ってみて、神経がどこを通り、どの筋肉の間を通るか、どこで絞扼されやすいかを頭の中に入れておかないと実用的に使いこなせないと思いました。改めて整形分野の基礎である解剖学を学び直そうと思います。

これからも私達は地域の皆様、スポーツ愛好家の方々に、的確な診断と適切なリハビリを提供できるように日々研鑽に努めてまいります。よろしくお願いいたします。

理学療法士 齊藤

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