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10/8 院内勉強会「投球動作における肩・肘関節痛」について

[2021.10.11]

こんにちは。理学療法士の高石です。今回は前回に引き続き「投球動作における肩・肘関節痛」というテーマで勉強会を開かせて頂きました。

前回、肩・肘関節への負担を減らすためには体幹・下肢の安定性や柔軟性が重要なことを確認しました。

今回は、肩関節の病態と対応について勉強しました。

肩関節がスムーズに動くために大事な要素に、”求心位がとれていること”があります。この求心位がとれているということは、球状の上腕骨骨頭と関節の受け皿の肩甲骨関節窩の位置関係がブレなく、しっかりと引き寄せあっている状態です。関節包や筋肉が硬くなっていたり、筋力のバランスが取れていない時に求心位は乱れます。この求心位を正しい状態に修正する事は、日々対応している肩関節周囲炎の方のリハビリテーションにおいて最も重要なポイントです。そして、この求心位は、投球障害においても、もちろん同様に重要なポイントです。

投球動作の場合は繰り返す動作により、硬くなりやすい筋肉・関節包、低下しやすい筋力のパターンがあります。そのパターンを評価し、修正する。これが、投球への復帰の道筋です。また、定期的にそのポイントを評価し、修正することがコンディショニングになります。

今回はこの評価方法と治療方法について勉強しました。

選手に自身の体の状態を理解してもらい、予防または再発予防に必要な方法を伝えていく。

改善だけでなく再発予防も合わせて提案することで、楽しく充実したスポーツライフを応援できたらと考えています。

より多くの野球をする方の力になれるようスタッフ一同これからも理解を深めていきます。

投球における痛みがある方はぜひご相談ください。

理学療法士 高石

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