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1/21 院内勉強会 「体外衝撃波のリハビリテーション臨床応用について」

[2022.01.24]

おはようございます!藤沢ぶん整形外科リハビリスタッフの高橋(大)です。

今回は、体外衝撃波のリハビリテーション臨床応用というテーマで勉強会を行いました。

体外衝撃波の整形外科分野での使用は、欧米で発展し、最近日本でも広まりつつあります。当院では、拡散型の体外衝撃波のSTORZ MEDICAL社のMASTREPULS MP100を2020年11月より導入しています。主な効果は、大きく分けて2つあり、①早期からの徐痛効果と②組織の修復効果があります。適応は広く、足底筋膜炎、アキレス腱炎、シンスプリント、膝蓋腱炎、上腕外側上顆炎などの腱付着部炎の他、石灰沈着性腱板炎、疲労骨折、偽関節に対して使用されています。さらにリハビリテーションでは、上記疾患意外にも、さまざまな病態に対し体外衝撃波を使用しています。実際に臨床で使っていると、痛みが軽減した、動きが良くなったとの前向きな声を多数聞きます。治療有効率は、60−80%との報告があります。適切に使うことでリハビリテーションの効率が上がる可能性があり、僕たちの強みだと考えています。

今回は、肩関節の石灰沈着性腱板炎と膝関節の膝蓋下脂肪体性の繊維化に対し、エコーを使い体表からでは確認できない部位への体外衝撃波のアプローチ方法を勉強しました。体外衝撃波を傷害部位の位置や深さを把握して使用する方法と、体内組織の動きをエコーで確認し動きの悪いところを狙った使用法を実際に試しました。実際に試して興味深かったのは、体外衝撃波の照射中にエコーで観察すると、体内組織内の体外衝撃波の軌跡を見ることができました。体外衝撃波を当てる向きとアタッチメントの選択による深さの設定が適切かを把握できることを確認しました。

私たちは皆様の期待に応えるクリニックであるために、日々学びを続けます。よろしくお願いします。

理学療法士 高橋(大)

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