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1/11 院内勉強会 「 レスリングの外傷・障害に対するリハビリテーション」について

[2022.01.14]

こんにちは。理学療法士の齊藤です。今回は、「 レスリングの外傷・障害に対するリハビリテーション」について勉強会を行いました。

レスリングは古代オリンピックからの競技種目であり、世界最古の格闘技と言われています。試合は3分×2で行われ、下半身への攻撃が許されるフリースタイルと上半身のみ攻撃できるグレコローマンスタイルがあります。

レスリングで頻度が高い外傷・障害部位は、男女の各種目ともに膝関節です。他競技においても損傷の多い内側側副靱帯損傷、前十字靭帯損傷はレスリングにおいても多いです。レスリングで特徴的なのは、外側側副靭帯損傷も多いことです。

膝の靭帯損傷におけるリハビリでは、まずは関節の可動域を充分に改善することから始めます。次に、開放運動連鎖OKC(地面に足が付いていない状態でのトレーニング)と閉鎖運動連鎖CKC(地面に足が着いている状態でのトレーニング)を行い、筋力の回復を図ります。最後にレスリングの動きを取り入れた動作トレーニング、対人トレーニングを行い復帰を目指します。その代表的な運動として、ワニ歩きやアヒル歩きがあります。ワニ歩きは両手両足のみを床に付いた状態で、交互に肘と膝をくっつけるようにして前身する運動です。アヒル歩きはしゃがんだ状態で膝をギリギリまで床に近づけて歩くトレーニングです。どちらも全身の筋力や可動域が求められる高度なトレーニングとなっています。

今回、このレスリングの特有のトレーニングを実際に体験してみました。

これからも私達は地域の皆様、スポーツ愛好家の方々に、的確な診断と適切なリハビリを提供できるように日々研鑽に努めてまいります。よろしくお願いいたします。

理学療法士 齊藤

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