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星野道夫写真展「悠久の時を旅する」に行ってきました

[2022.03.28]

昨日は、神奈川県立地球市民神奈川プラザ”あーすプラザ”で開催されていた、星野道夫写真展「悠久の時を旅する」に行ってきました。

星野道夫は、アラスカを中心に活躍した写真家です。その雄大な自然と人の暮らしを切り取った写真が素晴らしく、さらに文章が心に迫り素敵で大好きな写真家です。朝のミーティングでスタッフに聞いたら誰も知らなくでショックでした、、、。「旅をする木」「長い旅の途上」「風のような物語」など素敵な作品ばかりです。残念なことに、 1996年にシベリアでの撮影中にクマに襲われ亡くなってしまっています。まだ生きていたならどんな写真をとり、どんな文章を書いたのだろうと思うと、とても残念です。

展示されている写真は、ほとんどが写真集や作品の中で発表されていて、知っているものでした。それでも、広大な湿原を歩くカリブーの群れの航空写真、アラスカ原野の紅葉の写真や、霜のおりたワイルドストロベリーの写真など、遠く圧倒的な自然への想いが強くなりました。コロナ禍ですし、そうでなくても簡単ではありませんが、いつかあの景色を見に行けたなら、と思います。

さらに、19歳の星野道夫が神田の古本屋で出会いアラスカを目指したきっかけになった写真集”Alaska”や、大学の夏休みをアラスカで過ごすために書いたシシュマレフ村の村長宛の手紙の実物がありました。知っている作品の手書き原稿も展示してあり、もちろん読んだことはありましたが、じっくり読み込んでしまいました。その原稿の字を見ていると、星野道夫のまっすぐで、ひたむきな生き方が感じられ、嬉しく思いました。

あの「カメラを盗んだオオカミ」というエッセイに出てくるニコンのカメラの実物が手書き原稿と共に展示されていて、何度も戻って観てしまいました。この日が写真展の最終日で、16時から17時の最後の時間帯にぎりぎり滑り込んだ感じでしたが、行ってよかったです。

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