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ギブス体験会を開催いたしました。

[2019.08.30]

骨折の保存治療で使うギブスの体験会を行いました。

ギブスとは、ガラス繊維にプラスチック樹脂を含浸させたもので、水に浸すと化学反応で発熱しながら固まります。

骨折部位の体の形に合わせて形づくる事ができて、固まると強固な固定となり、骨折の保存治療に有用です。

ただし、巻く時の力の加え方で、きつくなったり、ゆるくなったりします。きついと血流障害や神経障害を起こし、ゆるいと固定が甘くなり治療にならなくなります。巻き方が非常に重要ですし、巻く際のサポートが重要です。

また、外す際のギブスカットは、患者さんに怖い思いをさせずに、カッターの刃の摩擦熱で火傷を起こしたりしないように、慎重に行う必要があります。今回の体験会では、普段の役割を交代して、普段ギブス巻きを担当する院長が巻かれる側、普段サポートする看護師が巻く側となって行いました。ちょっとでもゆるいと固定性が低下する事、思った以上にギブスカッターが怖~い事を体験し、有意義な体験会となりました。

ギブスは、整形外科治療の基本的な部分ですが、より良いギブス巻きを実践し、患者さんに怖い思いをさせないように、日々の診療に生かします。

文責 院長 ぶん

ちょっと、大げさですね〜

 

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