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6/14 院内勉強会「野球肘・野球肩に対するリハビリテーション・股関節への介入」(2022.06.14更新)

こんにちは。理学療法士の高石です。今回は「野球肘・野球肩に対するリハビリテーション・股関節への介入」というテーマで勉強会をさせて頂きました。

野球肩・野球肘の発生機序は、オーバーユース・オーバーロード、肩・肘関節を含む全身のコンディショニング不良、投球フォームの問題に分類されます。その結果、肩・肘関節にストレスを加え、障害が生じます。リハビリテーションのアプローチは、発生機序に即し、オーユース・オーバーロードの是正、コンディショニング改善、投球フォーム指導を行う、などが挙げられます。

今回は、この中で「投球フォーム指導、特に股関節の動き」を中心に紹介させて頂きました。

投球動作では、下肢から体幹そして上肢にエネルギー伝達が行われます。この一連の流れを運動連鎖と言います。

この運動連鎖がスムーズに効率良く行われるとボールリリースに力が加わり、高いパフォーマンスが発揮されます。しかし、運動連鎖がスムーズに行われず、どこかで破綻していると、肩・肘関節に必要以上に負担が掛かってしまい、野球肩、野球肘の発症につながります。つまり、この運動連鎖がスムーズであることは、故障の少ない安全なフォームになります。

運動連鎖がスムーズに行われるためには、各部位の筋出力、安定性、柔軟性が十分得られていることが必須です。特に、肩・肘関節といった可動範囲の大きな関節よりも比較的可動性が少ない股関節の動きが重要となってきます。野球肩、野球肘の原因に肘の過度な引き込み・肘下がり・体の早い開きなどが挙げられます。これらは結果として不良動作になっていますが、多くはその前段階つまり股関節に問題があることが多いです。

股関節の支持性や可動性が投球の前段階で獲得できることで、

①股関節の引き込みによって投球時の並進運動の動力源に使える、②骨盤の適度な前傾が維持されてコアが使え、横隔膜が浮上し胸郭が拡張して、肩甲骨が上方回旋しやすくなり、「肘下がり」が解消する、③骨盤前傾が維持でき、そのまま並進運動すれば「体幹の後傾」「体の早い開き」を抑えやすい、などのメリットが挙げられます。

今回は、股関節を中心に投球動作への介入を紹介させて頂きましたが、その他にもアプローチ方法は沢山あります。重要なことは、損傷してしまった部位だけでなく、投球の運動連鎖の中でのエラーを修正することで、スムーズな運動連鎖を獲得する事です。

これからも皆様の充実したスポーツライフの応援団としてスタッフ一同精進していきます。よろしくお願いいたします。

理学療法士 高石

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