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7/22 院内勉強会「肩甲骨マルアライメント」について

[2022.07.22]

こんにちは。理学療法士の赤坂です。最近の天気は予測が難しく、大雨が降ったり、雷が鳴ったりしますね。病院へ足を運ぶ際は気をつけてきてください。僕は以前人前で転んでから一歩一歩踏み締めて歩いています。

さて、今回は「肩甲骨マルアライメント」というテーマで勉強会を開きました。アライメントとは整列、並び方を意味し、マルは異常であることをさします。つまり「肩甲骨マルアライメント」とは。肩甲骨の位置の異常を示します。

肩甲骨の正常なアライメントとは、肩甲骨上角が第1、2胸椎棘突起間、肩甲骨下角が第7、8棘突起間、肩甲骨内側縁が脊柱と並行であるとされています。難しい言葉が並びましたが、最も大切なのは左右差を確認することです。また肩関節の動きの中で肩甲骨の運動を確認することも重要です。肩甲骨と上腕骨はある一定のリズムで一緒に動いてきます。上肢挙上の際に上腕骨と肩甲骨は2:1の割合で「上方回旋」に動くというもので、これを「肩甲上腕リズム」と言います。つまり、肩甲骨を「下方回旋」に誘導する筋肉の短縮やスパズムは、上肢挙上の際の「肩甲上腕リズム」を妨げ、肩関節の疼痛につながる例が多いです。下方回旋に誘導する筋肉には、肩甲挙筋、大菱形筋、小菱形筋、小胸筋、前鋸筋上部繊維が挙げられます。勉強会ではこの4つの筋肉に対してストレッチや、リラクセーションを行いそれぞれのアライメント修正、肩甲上腕リズムの修正に取り組みました。

肩甲骨は肩関節を動かす上で土台になる場所です。上記の4つの筋肉の柔軟性を獲得することが、正常な肩関節の運動を行う上で最も基礎的で重要なことだと考えています。

これからも来院された方の期待に応えるリハビリテーションを提供できるよう、日々研鑽に努めてまいります。今後ともよろしくお願いします。

理学療法士 赤坂

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