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晴れた日には読書を

[2021.10.07]

水曜の休診日に日の光を浴びながら読書して過ごしました。

内田洋子さんの、「ジーノの家」。30年イタリアに住み、働き、人と触れ合った著者が書く物語がいくつも書かれてあるエッセイ集です。どのストーリーにも、読んでいるこちらの心をキュッとさせる展開があり、自分の身の回りの出来事や、自分の人生を考えたりすることもありました。自分にとって一番印象に残ったのは、船のレストアを心待ちにしていた船主の話でしたね。

合わせて、「ミラノの太陽、シチリアの月」も読みました。こちらもまたしみるのでした。

自分は、高校時代にレンタルビデオ屋で借りた映画、アランドロンの”太陽がいっぱい”をみて、大学でヨット部に入りました。ストーリーはサスペンスで決していい話ではありませんが、そこに映された地中海沿いの港町の雰囲気、ヨットに強く憧れました。大学卒業のタイミングのイタリアを訪れ、その撮影地だったローマやナポリ、カプリ島を歩いてきました。空の青さと木々の緑、そして海の輝きが、とても眩しかったのを思い出したのでした。

このコロナ禍で、時間があっても海外に行けない状況になっていて、残念なことです。自分はパスポートも切れてしまったままです。

素敵な場所はたくさんあります。いつか、行ける日がきます。それまで前を向いて頑張りましょう。

クリニックの待合室に「ジーノの家」「ミラノの太陽、シチリアの月」置いておきます。興味のある方はぜひご一読ください。

院長 ぶん

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